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| 工事部分 |
外構 |
| 工事内容 |
石積み擁壁
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| 駐車場土間石張り |
石種：サビ石（割肌仕上げ） |
| スロープ土間石張り |
石種：サビ石（割肌仕上げ） |
| 工事場所 |
西宮市 S様邸 |
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■もともと図1のセンター付近の縦ラインより
左側が、お客様の土地でしたが、右側の土
地も購入され現在より使いやすくしたいとお
考えでした。
■最初のお話では、下側の道路に面する部
分に壁がなく、土が側溝に流れてしまう状
況でしたので、高さ70cmの石積みをお考え
でした。
■その後、使用状況などお聞きしましたら、隣
の土地を購入されるまでは、図1下の駐車
場へ車を止め左側の長い階段を使用してい
たそうです。
■土地を購入されてからは、右側の白い三角
部分から母屋の所まで車で乗り入れてまし
たが、三角部分は所有部分ではありません
でしたので、所有部分だけを利用して車を
乗り入れる事が出来るようにして下さいとお
話がありました。 |
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▲図1 |
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▲図2 |
■図2を見て頂いて、土部分の一番高い位置
と道路の一番低い位置に平行なラインを書
いてあるのですが、その差は約10ｍもあり、
かなり高低差のある地形である事がお分か
り頂けると思います。
■上記の内容をふまえて所有部分内で現在、
車を乗り入れている場所まで上がるにはか
なりの勾配が必要だと言う事をご説明後、
当社がご提案しました内容は図3・図4のよ
うになりました。 |
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| お客様のお話で使用する車は3台あり、土でスロープや道路などが汚れてしまう事を気にしていましたので、駐車部分には擁壁を作りスロープ部分にはノンスリップ効果のある御影石（サイズ300×600×60厚）を使用し、デザイン的に竜のひげ（植物）を取り入れました。私自身デザインを強調したい部分もありましたので竜のひげをご提案致しましたが、やはり多少でも土で汚れてしまう事で、竜のひげは却下となりました。 |
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▲図3 |
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▲図4 |
| この図だけを見ると分からないと思うのですが、実は図2の土の一番高いところから図4の擁壁の上部までは1.5ｍほど下がっています。”なぜ”と思ってしまう方は多いと思いますが、高低差のある地形な為、車が通る部分の勾配がきつくなってしまうからです。 |
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■図5を見ていただければお解かり頂けると思
いますが、通路の約センターの位置で17％
の勾配とし擁壁の高さを計算していますの
で、前記のように1.5ｍも下がってしまう事に
なってしまったのです。17％の勾配とは、大
型店舗などにある立体駐車場のスロープ部
分の最大値ですので、その値を用いて無理
のない内容をご提供致しました。
■実際の所もっと急勾配な道路もありますし、
お客様の考え方しだいな部分でもあります
が、当社としましては、駐車部分に曲がり角
が必要だったりしますので、これ以上勾配
をとらないほうが良いとお伝えしました。 |
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▲図5 |
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▲その他、ご提案に使用した図 |
■高さを1.5ｍ下げないといけない事で、他に
も問題点が。
問題1．母屋の基礎の問題
問題2．母屋へ入る為の階段が1.5ｍ必要
問題3．土の処分代
問題4、岩盤のある地質
の為、掘削費用 （掘削で出て来た石は石
積みに利用できます）
■その他、市役所への申請なども必要になり
ました。 |
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▲その他、ご提案に使用した図 |
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■実際お客様はもっと簡単な工事で車を母屋の所まで、乗り入れる事が出来ると思っていたそう
です。建築関係の仕事をしている方以外なら、当然こんな事になるとは思わないですよね。
■また、勾配が多少急になりますが仕方ないですねと言う話で、工事を進める業者も多いとは思いますが、当社がご提案した内容は納得して頂ける物でした。
■急な勾配を避けたい主な理由としまして、特にボンネットの突き出した車などの場合、上り坂の頂上付近では前方の地面が見えなくなる事があるのですが、もしもお孫さんがその場で遊んでいた場合などを考えると当然避けたくなると思うからです。
■結果、土止めの為に高さ70Cmの石積みと車の出入口を設けるくらいの予定が上記のような内
容となり、お客様の方としましても予算が遥かに超え、延期となってしまいました。
■途中お客様も色々な発想でご相談して参りましたので、下記のような図もお書きしました。
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▲将来的に車椅子対応 |
▲左図の立面 |
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▲道路側に駐車スペース |
▲左図の立面 |
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▲エレベーターを設置 |
| 左図は母屋と駐車スペースのあいだにエレベーターを設置する事を前提に、ご提案した内容です。 |
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| 現在、資金繰りなども含め下図の内容でご検討中です。 |
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■当社は石材の専門業者ですので、分野外（上記の内容では、測量・地質調査・土木・鉄筋・大
工・電気・水道・造園など）の工事は当社が信頼のおける各専門の協力会社様に行ってもらい
ます。またお客様との打合せの場へも各専門業者の方に来て頂き専門でないと分からない問
題点など直接議題にして解決することが出来ます。
■石材業者なのに！、ご相談参考事例の内容を見て驚かれた方も多いと思います。
やはり前線で働いている専門業者の知識を取り入れた工事内容でないと、自信を持った内容
をご提供出来ませんからね。
■この内容のお見積りには、お客様の誠意もあり経費のみご請求させて頂く事になりました。
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